こんにちは。
3人の子をもつ
(長女6歳、長男3歳、次男1歳)
30代、こじか母です。
最近はコロナ禍の影響でこんな出産も当たり前になってきました。
・家族の立ち合いなし
・入院から退院までママ1人

でもやっぱり、陣痛、出産も頼りになる家族が近くにいないのって心細い!
こじか母も出産は3回経験しましたが(3回とも自然分娩です。)やはり何度経験しても、陣痛が始まるまではドキドキします。
しかし3回のうち2回はほぼ家族の立ち合いなしでした。
そんな中、陣痛と出産を乗り越えて赤ちゃんとの対面も無事に果たすことができました。
もちろん心細さは感じました。
それでも出産の回を重ねるごとに、余裕をもって陣痛を乗り越え、出産に臨めるようになってきました。
今回は、3回の出産経験から、心細さに打ち勝って、より陣痛を楽に乗り越え出産するためのコツをまとめていきます。
この記事はこんな方におすすめ
・初めて出産するが、立ち合い無しの出産に不安を感じている
・陣痛が始まり、出産するまでの病院での過ごし方を知っておきたい
・前回の陣痛は大変な思いをしたので、今回は少しでも楽に陣痛を乗り切りたい
・陣痛を乗り切るためにパワーをもらいたい
・妻が出産を控えているので、少しでも陣痛を楽に乗り切れるようサポートしたい旦那さん
1 病院(産院)の対応を知っておきましょう

立ち合いができない場合は、出産する病院(産院)のスタッフさんに頼ることが多くなります。
3人の出産を通して経験した(別の病院で出産を迎えた友人の話も参考に載せています。)病院の対応とそれに伴う家族の立ち合い状況をまとめます。
※3人の子どもは全て同じ、個人の産婦人科医院で出産をしました。
※地域や、病院によって対応は異なりますので、参考としてお読みください。
長女出産(2016年)・・・分娩時間18時間10分(辛い陣痛は約5時間)
・病院内に家族の立ち合い可能。
入院の際には、実母が付き添ってくれました。途中から夫も駆けつけ、立ち合ってくれました。
・分娩室には家族1人までの立ち合いが可能。他の家族は自宅へ戻るよう言われます。
夫は立ち合う勇気がなかったので1人で分娩室に入り出産に臨みました。
・陣痛がつらくなった時には、夫にテニスボールをお尻の尾てい骨辺りを全力で押してもらいました。
(いきみ逃しには最高でしたが、出産後夫は手に力が入らないほど疲れていました。)
・看護師または助産師の方は、定期的(1時間~数十分に1度)に部屋に来てくれますが、子宮口の開きや、赤ちゃんの心拍を確認が中心です。まだ先は長いと確認するとあまり長居はしませんでした。
・陣痛が進んできた時や、こちらの要望がある時はナースコールをすると優しく対応してくれました。
・陣痛がつらくなってきた時には、夫に対していきみ逃しのサポートについてコツを指導してくれました。
・産院に用意されているテニスボールを貸してくれてました。
・陣痛は自分の入院予定の部屋で過ごします。
・子宮口が開き、出産できる大きさになってから分娩台に移動します。
(※陣痛がとても辛いタイミングですが、歩いて分娩室に向かうよう言われます。)
長男出産(2018年)・・・分娩時間10時間30分(辛い陣痛は約3時間)
・病院内に家族の立ち合い可能。
しかし残してきた長女に家族が対応してくれたこと、思ったよりお産の進みが早かったことで、誰も陣痛の間はそばにいませんでした。
・夫が到着した時にはすでに分娩台に乗る直前でした。
夫に考える暇もなかったので、長男の分娩は半ば強制的に立ち合いとなりました。
・この時は、家族がそばにいなかったので、テニスボールのよるいきみ逃しに頼れませんでした。
・看護師、助産師の方の対応は長女と同様で定期的な状態確認程度でした。
・陣痛の最もつらくなる段階では、声をかけてくれたり腰をさすってサポートしてくれることもありました。
・この時は、入院している方が多く、部屋が混雑していました。病室には入らず、最初から分娩台で陣痛の時間(約6時間半ほど)を過ごしました。
・出産の体制に入るまで95%くらいが一人での時間でした。
次男出産(2021年)・・・分娩時間3時間30分(辛い陣痛は約1時間30分)
・コロナの影響で、家族の立ち合いは入院から退院までできないことが決まっていました。
(入院中も全く接触はできませんでした。)
・立ち合えない分、スマホやビデオカメラの持ち込みの希望を病院から確認されましたが断りました。
(記録に残ったり、テレビ電話を繋ぐことが私は恥ずかしかったためです。)
・家族の立ち合いができない分、看護師や助産師の方は頻繁に部屋に状態確認に来てくれました。
・いきみ逃しも落ち着くタイミングまで付き添ってくれました。
・出産後の写真撮影なども積極的に声をかけてくれて、家族に報告するサポートをしてくれました。
・長女と同様、陣痛の間は自分の入院予定の部屋で過ごしました。
・子宮口が出産できる大きさになってから分娩台に移動します。
今回も、分娩室までは自分の足で歩くように言われました・・・これが結構つらい!
おまけー総合病院で出産した友人の経験談(2021年出産)ー
・子宮口の開きを確認して出産に進みそうであれば入院となり、そしてそのまま分娩室で陣痛の時間を過ごします。
・助産師の立ち合いは、私の出産した産院同様でつきっきりではなく、定期的に様子を確認とのことでした。
病院(産院)の対応まとめ
・基本的に、病院スタッフの方に常にそばでサポートしてもらうことは難しいです。
(私は、長女を生むまでは『常にスタッフの方がつきっきりでサポートしてくれる』と勘違いしていたので拍子抜けしたのを覚えています。)
・どういったサポートをしてもらえるか、出産前に病院に確認してみることが大切です。
・具体的にしてほしいサポートをまとめておくことも、安心して出産を迎える上で重要です。
(ex.テニスボールをお尻に押し当てる手伝いを頼めるか。ビデオの設置はしてもらえるか。)
2 出産準備はとにかくしっかり!余裕をもって!
陣痛は月の満ち欠けに影響するとか、低気圧に生まれやすいとか・・・様々な俗説はありますが、本当にそのタイミングは予測できませんよね。
いつ始まっても陣痛に集中できるよう、出産準備は余裕をもってバッチリ整えておきたいものです。
準備をおすすめすることはコチラ。

入院時持ち込みアイテム
出産する病院によって用意するように言われる物は様々です。
指定された物は、臨月に入る前にはあらかじめしっかり用意しましょう。
(臨月になると体は更に重くなり、不調も増えてママのコンディションを整えるのが難しいです。)
こちらに準備するとよいアイテムが載っていますので参考まで・・・。
・ご褒美用の基礎化粧品
入院中はほぼすっぴんで過ごしますが、お肌はボロボロの状態・・・
そして、意外と自分にかける時間はまだたくさん残されています。(シャワーを浴びたり、食事をしたり)
ご褒美用に基礎化粧品やパック(旅行用サイズがおすすめ)を買っておいて退院まで自分のお肌を思い切りいたわってあげることをおすすめします。
(旅行用サイズを持ち込んで使い切ってしまうと、退院時に荷物も減っておすすめです。)
ご褒美が待っていると思うと、陣痛・出産を頑張るパワーになりますよね!自分で自分の出産を応援しましょう。
・好きな本や名づけ図鑑
体調や、入院先の状況によりますが、一人の時間ができる場合もあります。
生まれたての赤ちゃんは寝ていることも多いですし、助産師さんが体調を考慮して預かってくれることもあります。
テレビをボーっと観るのに飽きることや、興奮して自分は眠れない時もあるので本を数冊持ち込んだり、名前を決める時間に使うのも良いですよ。
・出産後に記入が必要な書類
出産してから、夫の職場(ワーママの場合は自分の職場)に出す書類や公的な書類の記入をたくさん求められます。
あらかじめ書類を受け取っている場合は入院中に書けることを書いてしまうのがおすすめです。
夫は、仕事と残された家庭を守るのに精一杯で書類の記入手続きまで気が回らないことが多いです。
そして退院後は自分も赤ちゃんのお世話と自分の体調管理に毎日が全力、精一杯です。
無理のない程度で入院中の時間を有効的に使って、提出書類を書くことをおすすめします。
・ご褒美お菓子
出産を終えて退院するまで、とにかくお腹が空きました。
つわりがずっと続いていた苦痛からの解放もあったと思います・・・。
用意される食事だけでは足りず、次の食事までとても待ち遠しかったです。
出産後用に、普段は食べないようなちょっと高級なお菓子を用意して入れておくのもおすすめです。
これも陣痛のツライ時に、自分を支えるモチベーションの1つになってくれます。
※病院によっては持ち込み禁止の場合もあるので確認してみてくださいね。
交通手段
陣痛が来た時に、病院まで向かう交通手段をあらかじめ用意しておきましょう。
ポイントはこちらの2つ!
・交通手段は最低でも2つ用意する
陣痛が来るタイミングによって使えない交通手段もあります。
タクシーなのか家族に送ってもらうのか、近くの知り合いを頼るのか・・・最低でも2つ以上の交通手段を確保しておきましょう。
・どんな状態でも使えるかを最終確認しておく
2人目の出産の際、あらかじめタクシー会社の電話番号を複数メモして満足していました。
でも実際に、陣痛が始まった平日の夜中にタクシー会社に電話すると・・・
平日夜中は留守電の会社が1社、妊婦は遠慮したいと言われた会社が1社、平日夜中で台数が足りないと言われた会社が1社・・・。
結局タクシーを頼む間にだいぶ陣痛間隔が短くなってしまい、自分で自家用車で産院まで運転することになりました。(産院まで車で5分程でしたが、絶対にマネしてはいけません!)
出産までスムーズに迎えるためにも、使いたい交通手段がどんな状況でも病院に運んでもらえるのかどうか確認したり、あらかじめ予約しておくことが大切です。
家族の入院中の衣食住
陣痛〜入院は突然やってきます。
そのタイミングがきてから、残していく家族に色々頼む余裕は全くありません。
陣痛と出産に集中するために、下記のことは早めに用意して、パートナーや頼る人に連携しましておきましょう。
・ゴミ捨ての引継ぎ
各種ゴミの曜日確認から、ゴミ袋の場所・ゴミのまとめ方・・・分かるでしょ?と思っていても意外とできないパートナーも多い!
細かく伝えておくこと、書いておくことで退院後もキレイな我が家に気持ち良く帰宅できます。
・上の子どもの毎日のルーティーン確認
経産婦の方はこちらも重要です。
幼稚園や小学校などに持っていく用品の場所や揃え方、習い事の曜日確認や道具の確認、朝起きてから夜寝るまでにしている生活の流れをしっかり引き継ぎましょう。
子どもの年齢によっては意外と、子ども本人に用意をするように教えておく方が効率の良いこともあるので家族に会った方法を見つけておいてください。
・公共料金やカードの支払い方法、通帳管理方法
出産のタイミングが公共料金やカードの支払い時期にかぶる可能性もあります。
我が家は夫が全く家計にたずさわっていないので、臨月の月には多めに引き落とし口座に現金を入金しておいて、万が一にも引き落とし不能にならないよう工夫しました。
また、入院中にもし、家族に大きなお金が必要になった場合に備えて、夫がお金を自由に引き出せる通帳を1つ用意して渡しておきました。
家計管理の方法に合わせて、入院中のお金問題に困らないようパートナーと相談しておきましょう。
・冷凍食材や生協商品の買い貯め
入院中の家族の食事が困らないように準備しておくことも大切ですね。
順調な回復ならば5日程度の入院ですが、その間、家族の食事は全てコンビニやスーパーのお惣菜・・・これはちょっと栄養的にも食費の面でも心配です。
早めに、生協のミールキットを買いだめしたり、冷凍食材を買いためて、入院中は自分と赤ちゃんのことだけを考えられるようにしておきましょう。

3 時がきたらとにかく陣痛、出産に集中!
陣痛を楽に乗り切るには、陣痛に集中することと、役立つアイテムを活用することです。
3回の陣痛から役立ったもの、生かせることをまとめていきます。
陣痛時のおすすめアイテム
・陣痛アプリ
陣痛アプリとは、陣痛が来たときとおさまったときに画面をタッチするだけで、陣痛の開始時間、持続時間、間隔を記録できるアプリです。
一般的に陣痛間隔が10分間隔(経産婦の場合は15分間隔)になったら病院に連絡するようにいわれるので、その計測のために使うことが多いです。
しかし、立ち合いのできない場合、入院してからも一人で陣痛を乗り越えます。
その際に、陣痛アプリをそばに置いて入院してからも計測を続けましょう。
陣痛アプリで陣痛間隔が短くなってきているのが目に見えて分かると、『もう少し!頑張ろう!』と出産までモチベーションを高く保つことができます。
自分の使いやすそうなアプリをあらかじめダウンロードしておくことをおすすめします。

・ペットボトル用ストロー
陣痛は長い戦いになります。立ち合いがいない場合、喉が渇いても誰にも飲み物を運んでもらえません。当然、自分で対応しなければいけません。
陣痛の波と波の合間に、すぐ補給できるように、ペットボトル用ストローを用意しておきましょう。
そして、入院してから飲み物を買う余裕もない場合があります。
好きな飲み物も入院荷物の中に数本入れておくことをおすすめします。
・つまみやすいお菓子や食事
入院するタイミングによっては、出産前に食事を出してもらえる場合もあります。
しかし、陣痛の程度によってはゆっくり食べてることはできないでしょう。
でも陣痛にはもちろんパワーも必要!
小腹が空いて力が出ない…なんてことのないようにつまみやすいやすいお菓子や食事を用意しておくと役立ちます。
私はコンニャクゼリーやカロリーメイトを入院荷物にいれて用意しました。
陣痛時のおすすめポーズ(姿勢)
初めての陣痛は、波がきても横向きで寝た状態で耐えていました。
でも実は、陣痛は子宮口が重力に沿った状態になるの姿勢が1番楽なんです!
つまり子宮口が下を向いている状態です。
なので横になった状態は、陣痛を耐えるのにはキツい姿勢ということです。
3回出産を経験してそれを実感しました。
ズバリ、陣痛を楽に乗り切る姿勢はこの2つ!
ヨガの猫のポーズで乗り切りましょう。動画を参考にしてみてください。
ただ私は、頭が高く、お尻が下がった状態の方が楽でした。
ベッドリクライニングの頭を高くし、枕を両腕に抱えた姿勢で下を向いて猫のポーズをとりました。
この姿勢が楽で、陣痛の波がくるとこの姿勢になり、とにかく呼吸は深く吐く!ということを意識しました。
赤ちゃんが子宮口に向かって下がってきているので、その重力に逆らわない姿勢で陣痛を乗り切りましょう!
参考にしたのはこちらの動画です。
動画の中で話さされていたような、助産師さんと話している余裕はさすがにありませんでしたが、まだまだ陣痛は耐えられる感覚でいられました。
陣痛は横になって耐えるというイメージだったので、目からうろこでしたがすごく楽に感じました。
ぜひあらかじめ練習してみてください。
陣痛時のおすすめ病院スタッフさんへの頼り方
病院スタッフの方は、こちらの状況を全て察してくれるわけではありません。
自分の希望をしっかり伝えておくことで、お互いに気持ち良く出産に臨むことができます。
できる範囲で対応してもらえるようしっかりと頼りたいことは伝えましょう。
実際に陣痛の時に対応してもらったことはこちらです。
・自分の好きな体制で陣痛の間を過ごせるように、心拍用のベルトなどつけ方に工夫をお願いする。
・自分の好きなアイテムを置く場所を確保してもらう。
・撮影や、ビデオ電話を希望する場合は、設置場所や設置方法を確認してもらう。
まとめ
陣痛、出産は、何度経験しても不安で心配なものです。
ましてや初めての出産であったり、家族に立ち合ってもらえない状況での出産だなんて、より不安を感じている妊婦さんも多いですよね。
でも、陣痛は力が入ると余計につらく感じるので、リラックスした者勝ちです!
そのためにはとにかく、他のことは考えず、陣痛に集中できる状況にしておくことも大切です。
出産に向けた準備を事前にしっかりと整え、陣痛当日は何も他のことは考えなくていい状態にしておきましょう。
陣痛、出産は何度経験しても痛いものは痛い!
でも私は3回の出産で試行錯誤を繰り返し、痛みとうまく付き合いながら赤ちゃんと出会うことができるようになりました。
家族の立ち合いできない状況も、『自分の思い通りに陣痛の時間を過ごせてラッキー!』くらいに感じました。
赤ちゃんに出会えた瞬間、痛みなんて吹き飛びますし、生んでしばらくするとびっくりするくらいその陣痛の苦しみも忘れてしまいます。
だから、『生まれてくる赤ちゃんと二人で陣痛を楽しんでやる!』くらいの心意気でいてみてください。
一人で出産を迎える方にこの記事でまとめたことが少しでもお役に立ちますように。
そして出産に向けて今の毎日を頑張っている妊婦さん、そのご家族、心から応援しています。
